2010年7月
 
7月19日
 
3連休は少し久しぶりに実家に帰省していた。
どうせどこかに出かけても渋滞に巻き込まれるだけなので、こういう3連休は家に引きこもるに限る。
というわけで、特段どこにも出かけることなく、実家に引きこもっていた。
 
実家にいる間に、実家のPCの改造を行ってみた。
実家で使用しているPCはAthlon64 X2 5000+を搭載したショップブランドPCであるが、このPCのケースの設計があまりよくなく、以前から夏場に使用していているとCPU温度が非常に高くなってしまっていた。
そこで、今回あまたパーツを利用して、内部にファンの増設を試みた。
 
ケース前面に9cmファンを取り付けられる場所があるのだが、そこに取り付けてもそれほど空気の流れがよくなるとは思えない。
そこで、以前自作機で使用していファンステーを利用して、内部に12cmファンを増設し、無理矢理空気の流れを作る形とした。
 
 
結局、こういう感じでファンを取り付けた。
前面吸気口が小さいので前面からの吸気量は期待できないが、ちょうど今回ファンを増設したところにサイド吸気口があいているので、そこから吸気できるようになったと考えられる。
サイド吸気口はちょうどHDD取り付け位置付近にあるので、このファンを増設することでHDDの冷却も前よりできていると思う。
 
肝心の効果であるが、ファン増設前と比べるとCPUファンの回転数が若干落ちたように思う。
今までは起動後すぐにCPUファンがフル回転していたが、それがずいぶん静かに名手いる印象を受けた。
また、サイドの吸気口から空気が吸われており、背面の排気口熱い空気が吹き出されているところをみると、無理矢理空気の流れを作ったのは正解だったと思われる。
(若干PCIスロット付近にたまってる気はするが・・・)
ついでに余っていたHDDも増設し、今回の改造は終了した。
実家に帰ることはあまりないので、実家のPC改造にあまりお金をかけたくない。
今回余り物ばかり使用したため、出費はほぼゼロであったので、非常に良かった。
 

 
7月5日
 
以下の3日の日記で「このネットワーク構築に関しては様々な問題があったため、詳しくは別の記事にまとめたいと思うが」と書いたので、それについて簡単にまとめたいと思う。
 
PS3やブルーレイレコーダーを利用したホームネットワークを構築するためには、DLNAと呼ばれるネットワーク技術を利用すると簡単に構築することができる。
DLNAの詳細についてはネットで検索すればわかると思われるので割愛するが、簡単に言えばDLNAで接続された機器間で、マルチメディアデータを共有するということである。
 
我が家のネットワークの特殊性に関しては以下でも述べたが、ここから簡単に推測されるように、自作機にはWiMAXのほかにネットワークカードを搭載して家庭内ネットワークを構築している。
そこで、このネットワークを通じたDLNAネットワークを構築してみた。
Windows7からDLNA構築は非常に簡単になっており、WindowsMediaPlayerでマルチメディアファイルを共有する設定にすればすぐに構築可能である(詳細はググるなりどうぞ)。
しかし、ここで思わぬトラブルに陥ったのが「WiMAXでネットを接続している」ということであった。
 
Windows7ではネットワークを構築するときに「ネットワークの種類」というものを定める必要がある。
無線などのネットワークではパブリックネットワークであったり、家庭内ではホームネットワークだったりする訳である。
このネットワークの種類というのがクセモノで、上記のDLNAは「ホームグループ」に属していないと構築することができない。
とはいえ、WiMAXはあくまで無線ネットワークであるため、自動的にはパブリックネットワークなどのホームグループ以外の種類に分類されてしまうのである。
この種類は変更可能だが、何度変更しても再起動するとまた種類が変更されてしまう、というトラブルに陥った。
 
どうもネットワークの種類の挙動をみていると、Windows7では割り当てられたIPによってその種類を分類しているらしいということがわかった。
そこで改めてWiMAXで割り当てられるIPをみてみると、ある程度同じIPは割り当てられるものの、やはり毎回異なりIPが割り当てられていた。
そのため、WiMAXに接続するたびに「ネットワーク接続○○」という具合にネットワーク接続設定が増えており、それぞれがホームグループに属していないという形になりこのことが原因でネットワークの種類が定まらないという事態になっていた。
 
 
このトラブル、マイクロソフトのBlogでも取り上げられていたが(アドレス失念・・・)、そこで社員は「特に増えても問題ないので、そのまま使用してください」とコメントしていた。
 
参照:「ネットワークが複数作成された時の、ネットワークの場所の結合または削除の仕方」(http://blogs.msdn.com/b/jpwin/archive/2009/10/20/9909792.aspx)
 
普通に使う分には問題ないのかもしれないが、WiMAXをネット接続に使用しており、さらにDLNAを構築しようとする環境では大問題である。
というわけで、ここに載っている内容を参考にネットワーク接続を束ね、すべてホームグループに属するようにした。
今後新たなIPをWiMAXで取得することになる可能性は高いが、今後も逐一加えていけば何とかなるだろう。
 
結局、このような対策を行うことにより、家庭内DLNAネットワークを構築することができた。
もし今後本格的に構築することを考えるのであれば、DLNAサーバを別に立ち上げる非中央があるのかもしれない。
 
 
ちなみに、DLNA構築してみた感想であるが、思っていたよりは随分使える印象である。
我が家のネットワークにおいてメディアサーバとなるのは自作機、ブルーレイレコーダーであり、メディアクライアントになるのはTVとPS3である。
PS3でネットワーク越しに動画ファイルを再生する分には快適そのものである。
PCに保存している動画はほぼ再生できるし(一部コーデックが対応していないため再生不可能な動画もある)、早送りやチャプターサーチなども非常に快適に動作する。
 
一方で、TVのメディアクライアント機能に関しては貧弱である。
これはおそらく本体の処理性能に大きく左右されているものと思われるが、操作時のレスポンスや画質など、PS3の方が数段優れているように感じた。
また、これは正確に検証していないためわからないが、TVは動画データをすべてPC側でMPEG2に変換しているように思う。
それに対し、PS3はH.264 AVC動画などに関してはそのままPS3で再生していると思われる。
このことにより、PS3では画質劣化があまりなく再生されていると思われる。
それどころか、PS3はアップコンバータ性能が優れているので、大画面でも非常にきれいに再生できる。
 
今期のソニーのTVはネットワーク機能をウリにしているが、実際にTVのネットワーク機能を使ってみた感じでは、まだまだだと痛感させられた。
それと同時に、PS3の性能の高さに改めて驚かされる結果となった。
 
 
しかし・・・なんといっても、Windows7の改悪部がたまらないほど憎いものである。
 
 

 
7月3日
 
先日ボーナスが無事に出たので、以前よりほしいと思っていた液晶TV・Blu-rayレコーダー・PS3を購入した。
以下にそれぞれについて簡単に記したいと思う。
 
>液晶TV
 
 
液晶TVはSONY BRAVIA KDL-40EX700を購入した。
元々は3月頃の日記を見ていただければわかるが、EX700シリーズの32型を狙っていた。
しかし、40型の値段が一気に下がってきたので、こちらも視野に入れて検討したところ、予算的に許せそうだったので、最終的に40型にした。
 
EX700シリーズの最大の特徴はLED搭載ということであろう。
LED搭載のおかげで、これまでの液晶TVと比べて非常に薄型になっている。
ただし、画質としてはもう少しがんばってほしいという感じである。
白色LEDのせいか、若干白っぽい画質になってしまっている。
まぁ、画質云々ということを語れるほど目が肥えていないので、あまり言及しても仕方がない気はする。
 
 
主な接続端子としては、HDMIが4つ搭載されている。
HDMIは最低3つ搭載しているTVでないと、HDMIが足りない。
これは、Blu-rayレコーダー・PS3・PCの3つの機器を接続するためである。
(ただし、後述するように、実際は2つで足りている)
 
 
>Blu-rayレコーダー
 
 
Blu-rayレコーダーはSONY BDZ-RX105を購入した。
元々はRX55の予定であったが、価格が下がってきたので、RX105にした。
500GBから1TBに倍増して1万円ほどしか違わないのであれば、こちらの方が良いと思う。
 
使用感は・・・まだほとんど使用していないのでわからない(汗)
録画画質なども調べたい気持ちはあるのだが、とりあえずDRしか使わないだろうし(そもそも、DRしか使わないので1TBモデルを狙っていたのだ)。
 
 
>PS3
 
 
そもそもオマケ的な用途で、「ええぇい、ここまで環境整えたんだから、PS3も買ってしまえー!」というわけで、PS3も購入。
CECH-2100Aなので、RSXもCell B.Eも両方とも45nmにシュリンクされたモデルである。
実際に電源を入れてみても、ほとんどファンの音なども聞こえず、ホントに動いているのかどうかもわからないぐらいである。
オマケ的な用途で購入したつもりが・・・ということになるとは思っていなかった。
 
 
>ネットワーク構築
 
今回購入した機器は、何気にすべてネットワーク機器でもある。
昨今、液晶TVなどもDLNAを活用した家庭内メディアサーバなどと組み合わせた利用法が提案されているためである。
そこで、せっかくなのでネットワーク機能をフルで活用するために、家庭内ネットワークを構築してみた。
 
 
我が家のネットワークは少し変則的であり、自作PCでWiMAXに接続し、それをネットワーク共有する形にしている。
どうせ自分が部屋に居るときはデスクトップPCの電源をつけっぱなしにしているため、こういう形で構築してしまっても問題ないだろうと判断したためである。
このような形でネットワークを構築し、早速自作PCをメディアサーバにし、液晶TVやPS3からアクセスしてみた。
その結果・・・
 
P S 3 が 強 力 す ぎ る !
 
という結果となった。
設定をしてしまえば、PCに保存している動画をPS3や液晶TVからアクセスして再生することが可能になった。
ただ、液晶TVなどからアクセスすると、非常に動作が遅い上に画質が悪い。
その反面、PS3からアクセスすると動作はキビキビしているし、画質もPS3側でアップスケールしてくれるため、非常にきれいである。
PS3はゲーム機として使う気が元々なかったが、ますますゲーム機として使う気をなくすぐらいの動画再生能力だと感じた。
 
このネットワーク構築に関しては様々な問題があったため、詳しくは別の記事にまとめたいと思うが、結果的にPS3があるおかげで、非常に快適なネットワークとなった。
 
もう少し時間をかけていろいろ使用してみたいと思う。